せっかく着物を着るなら、下駄を履きたいですよね?
でも、「どんな下駄を合わせたらよいのか分からない」
という方も多いでしょう。
着物文化において、下駄は単なる履物以上の存在です。
着物のシルエットを美しく見せるだけでなく、
歩き方にも影響を与え、着姿全体の印象を左右する重要な役割を担っています。
今回は、「下駄の特徴と着物と合う選び方」をまとめてみました。
この記事を読めば、着物を合う下駄、自分に合う下駄がわかります。
下駄の種類:着物スタイルに合った選び方
![](https://nisiblog.com/wp-content/uploads/2024/02/1706802_s.jpg)
伝統的な下駄には、
二枚歯、三枚歯、雪駄など様々な種類があります。
それぞれの特徴を理解し、着物との相性を考慮して選ぶことが大切です。
二枚歯
最もベーシックな下駄です。
カジュアルな着物スタイルに合わせやすいのが特徴です。
しかし、地面と接している部分が少ないため、
初心者の方はこけてしまうこともあり、注意が必要です。
三枚歯
二枚歯よりも安定感があり、歩きやすいです。
そのため、初心者の方が最初に選ぶなら
三枚歯にすることをおすすめします。
また、シックなデザインが多いため、
フォーマルな着物スタイルにも合わせられます。
雪駄
歯がないためこける危険性は低く、
三種類の中では一番安定して歩きやすいです。
サンダルに近い形をしており、気軽に履くことができます。
また、薄く軽い下駄で、夏場の着物に最適です。
下駄の特徴
![](https://nisiblog.com/wp-content/uploads/2024/02/22686878_s.jpg)
下駄の素材
下駄の素材には、木、竹、合成樹脂などがあります。
木の下駄は通気性が良く、竹の下駄は軽くて丈夫です。
合成樹脂の下駄は雨の日でも履けるので便利です。
しかし、一番大事なのは、自分の肌に合うかです。
実際に履いて確かめれば失敗しませんよ。
下駄のデザイン
デザインは、シンプルなものから華やかなものまで様々です。
着物の雰囲気に合わせて選ぶようにしましょう。
また、下駄は足裏への負担を軽減するアーチ構造になっているものも多く、
長時間歩いても疲れにくいのが特徴です。
歩きやすさ重視!下駄の選び方と歩き方のコツ
![](https://nisiblog.com/wp-content/uploads/2024/02/22126419_s.jpg)
歩きやすい下駄選び
歩きやすい下駄を選ぶためには、
自分の足に合ったサイズを選ぶことが大切です。
また、鼻緒が痛くないかどうかも確認しましょう。
段々と痛くなってくることもあるため、
何回か履いて慣らしてから勝負の日に臨みましょう。
着物との調和:下駄の高さと色
下駄の高さは、着物の丈に合わせて選びましょう。
長めの着物には高めの下駄を、
短い着物には低めの下駄を合わせるとバランスが良く見えます。
また、下駄の色は、着物の色と調和させることが大切です。
同系色でまとめると上品な印象に、
反対色を合わせると個性的な印象になります。
下駄での歩き方
下駄の正しい歩き方は、足裏全体で地面を捉えるように歩きます。
かかとから着地するのではなく、つま先から着地するように意識しましょう。
歩き方のコツは、歩幅を小さくして、
すり足で歩くことです。
最初は慣れないかもしれませんが、
練習することで美しく歩けるようになります。
また、下駄の音で「カランコロン」というものが印象強いですが、
このような音はなりません。
下駄を履いていて、「カランコロン」と鳴らなくても
間違った歩き方をしているわけではないため、安心してください。
まとめ
下駄は、着物姿に彩りを添えるだけでなく、
歩き方にも影響を与え、着姿全体の印象を左右する重要なアイテムです。
今回ご紹介した、
下駄の種類、素材、デザイン、そして歩き方を理解することで、
自分にとって最適な下駄を選び、
美しく快適に着物を楽しむことができます。
コメント